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| 3.惟光、「よは明けがたになり侍りぬらむ。はや帰らせ給ひなむ」 | |
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テキスト・138頁10行目より
惟光、「よは明けがたになり侍りぬらむ。はや帰らせ給ひなむ」と聞ゆれば、かへり見のみせられて、胸もつとふたがりて、出で給ふ。道いと露けきに、いとゞしき朝霧(あさぎり)に、いづこともなくまどふこゝちし給ふ。 |
| 5.あやしう夜ふかき御ありきを、人々、「見苦しきわざかな。 | |
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テキスト・139頁6行目より
あやしう夜ふかき御ありきを、人々、「見苦しきわざかな。このごろ、例よりも静心(しづこころ)なき御しのびありきの、しきるなかにも、きのふの御気色のいと悩ましうおぼしたりしに、いかでかくたどりありき給ふらむ」と、嘆きあへり。 |