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インタビュー風景

 

トップアスリートが語る「スポーツと自分」。
勝ち負けや結果の向こうにある、より本質的なスポーツの魅力に
ロングインタビューで迫ります。

今回、お話をお聞きするのは、バスケットボール元日本代表の後藤正規さん。
現役時代はチームメートから「シュートの職人」と頼られ、いまもバスケットボールファンのあいだで「伝説のシューター」と呼ばれています。
常に高みを目指し、自らを磨いてきた後藤さんにとって、「スポーツと自分」とは ―

収録:2009年1月13日 森永プラザビル(東京・港区)にて


     

 

 




Windows Media形式 / 11分22秒



後藤さんのバスケットボールとの出会いは小学生の時。
新しく赴任してきた先生に強引にスカウトされたのがきっかけ。

「その先生と出会っていなければバスケットボールは やっていなかった」

 ・いろいろなスポーツに取り組んだ幼少期
 ・はじめての試合で大敗/その悔しさが原動力に
 ・ロングシュートが楽しい/シューターとしての原点     

   




Windows Media形式 / 8分42秒



思い通りのプレーが出来るようになったのは意外にも20代後半。
実業団での活動を通しての成長過程について。自己意識の高まり。

「上手くなりたいという思いが全ての原点。30歳を過ぎて上手くなる選手もいる」

 ・自分のプレーを模索していた20代前半
 ・何歳になっても上手くなれる/20代後半シューターとしての成長
 ・“バスケットボール観”は年齢を経ないと養えない
 ・引退へ/自分のプレーに違和感

   




Windows Media形式 / 10分14秒

上手くなるためにどんな努力をされたのでしょうか?
シュートが入らないスランプのときの対策は?

「シュートがダメだった試合の後は、何も考えずにひたすら打ちます」

 ・シュートの動作は下半身から/しっかり止まってシュートを打つ
 ・はいったシュートでも納得できないシュートがある
 ・自分の感覚に敏感になるために「何も考えずに」打つ
 ・シュートの鍵をにぎる人差指の指先感覚
 ・シュートが不調の時は、正面・左右・後ろにビデオカメラをおいて自己分析

   




Windows Media形式 / 4分35秒


優れたシューターに求められるものは何か?
後藤さんの考えるトップシューターとしての資質。

「鈍感な人は良いシューターになれないと思うんです。入らなかったシュートには原因があります。どこがおかしかったのか、自分の感覚で修正できないとダメです」

 ・最初はうまいひとのまねをすることから
 ・一流シューターの共通点/フォームの美しさ
 ・シューターには鋭い感性が必要
 ・子ども達には「競技に走らない」ことをすすめたい。まずは「楽しさ」を味わって

   




Windows Media形式 / 4分54秒


キャプテンとしてチームを率い、弱小チームから常勝チームへの変革に貢献。
強くなるためには選手同士がぶつかり合うことも大切だという。

「時にはコーチも含めてぶつかり合いながら、コミュニケーションをとる」

 ・モチベーションの加速/結果が伴うようになると個々の意識も高くなってくる
 ・チームメートとの絆/バスケットができることへの感謝が基本
 ・問題があれば当事者同士で話し合う
 ・外国人選手とのコミュニケーション術

   




Windows Media形式 / 7分25秒


現在は教える立場にある後藤さん。
自らの選手時代と比較しながらの感想、そしてジュニアクラスのコーチングについて伺いました。

「早い段階でさまざまな他競技のトップアスリートと出会うことが重要」

 ・子供達には遊び感覚でバスケットの楽しさをつたえたい
 ・有能感 ― 最初はとにかくほめることからはじめる
 ・きっかけとしての成功体験を子供にもたせることが大切

   




Windows Media形式 / 7分02秒


トップシューターとして現役生活を送ってきた後藤さん。
アスリートとしての日常生活について。

「朝起きた時ってやっぱり大事ですね。気分ではなく感覚の問題として」

 ・食事は好き嫌いせずバランスよく
 ・練習は1日3回、チーム練習とセルフ練習
 ・1ゲーム終わると体重が3kg落ちる
 ・バスケットシューズの選び方/シューズは1カ月もたずに交換する
 ・怪我をしなかった理由
 ・つねに爪の長さを一定に保ち、マニキュアを塗る

   




Windows Media形式 / 2分28秒


バスケットはここを見ると面白いというポイント。

「シュートを決めた人は確かにすごい。でもそこにはパスを供給するひとや、シューターをフリーにするために動くひと、邪魔にならないために我慢して止まっているひとがいる。そういうひとたちの協力が美しいと思います」

 ・“1つのボールをどうやって工夫してリングに入れるのか”、ということがバスケットを見るポイント
 ・ボールを追うのではなく、ボールのないところでどんな動きがあるのかを見てほしい
 ・シュートを打つためにアシストする「黒子」の姿が美しい

   
     
 
   

プロフィール
後藤 正規 (ごとう まさき) 東海大学バスケットボール部アシスタントコーチ

1970年静岡県生まれ。雄踏小、雄踏中、興誠高を経て日本体育大学卒。
高校時代から1試合50点以上をあげるなどシューターとして活躍。日本体育大学でもレギュラーに入り、試合平均30点と言われるほどの圧倒的なシュート力で成績を残した。
卒業後、三菱電機、日本鋼管を経て、1998年にアイシン精機へ。2部との入れ替え戦の常連チームだったアイシンが優勝を争うチームへと発展する原動力に。
JBLでは2度のMVP(2002年・2003年)、2度のフリースロー賞(1993年・2004年)、6度のベスト5を受賞。
2005年に現役を引退し、筑波大学大学院に進学。
現在、東海大学アシスタントコーチ。

DVD『後藤正規のシューティング・スキル GOTO's Shooting Skills by Goto Masaki 』

DVD『後藤正規のシューティング・スキル GOTO's Shooting Skills by Goto Masaki 』 
全2巻 (特定非営利活動法人 スポーツ指導者支援協会)

「シュートの職人」とも言うべき、元日本代表の後藤正規氏を迎えて行われた、シュートに関する座学&実技講習会(全4時間分)を収録

聞き手
谷川 聡 (たにがわ さとる) 筑波大学大学院人間総合科学研究科講師

1972年、東京都生まれ。チームミズノアスレティック・キャプテン。JOCアスリート委員。シドニー、アテネ・オリンピックのオリンピアン。専門種目は陸上競技110mハードル。2度にわたり日本記録を更新(1999年、2004年)。研究分野はスポーツトレーニング論、バイオメカニクス。陸上競技のみならず、Jリーグ、プロ野球、バレーボール、バスケットボール、テニスおよびホッケーなど、多くのスポーツ分野の国内外トップ・アスリートの指導にあたる。スポーツ解説者として、テレビなどで活躍中(NHK、TBS系列他)。 現在、自分史からの子どものジョイフル・スポーツへの動機づけの理論と実践プログラムを開発し、全国各地で指導。 主要論文に「競技者と一般人の歩行と走行」、「球技系競技者の年間トレーニング・プログラム」等。


聞き手
須賀由紀子 (すが ゆきこ) 実践女子大学生活科学部生活文化学科准教授

津田塾大学学芸学部国際関係学科・筑波大学大学院修士課程修了。専門分野はレジャー論。著書(共著)に、エンゼル叢書として『暮らしの哲学としての「生活文化」』『知性としての精神』『聖書の言葉・詩歌の言葉』『愛したくなる「家族と暮らし」』『古事記が語る原風景』(以上、PHP研究所)、『「ゆとり」について』(誠文堂新光社)、『情報文化と生活世界』(福村出版)、『グレート・ブックスとの対話』(K-FACE叢書)など。現在、エンゼル財団主任研究員、実践女子大学生活科学部生活文化学科准教授(生活文化論)。


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森永エンゼル財団/スポーツフォーラム 後藤正規コーチロングインタビュー 2009© 財団法人エンゼル財団

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