「日本の歴史は、実は森林破壊の歴史」
「楽しみながら里山を守ろう」
「里山はサステイナビリティの象徴」
日本の森林、里山、生物多様性などをテーマに、エンゼルの森(三重県)でミニフォーラムを開催しました。
ミニフォーラム
1) 日本の森林の歴史とこれから
講師:近田文弘 国立科学博物館名誉研究員
2) 楽しみながら里山を守る
講師:河邉誠一郎 倉敷芸術科学大学教授
3) サステイナビリティと学習社会
講師:松田義幸 尚美学園大学学長
講演1
日本の森林の歴史とこれから
講師:近田文弘 国立科学博物館名誉研究員
日本人は森林とどんなふうにつきあってきたのでしょうか?
かつて日本の山は過剰な伐採により「尽山(つきやま)」となっていたという意外な事実。エンゼルカレッジの植物観察会でもおなじみの植物学者・近田文弘先生が、日本の森林の歴史をわかりやすくまとめてくださいました。
講演2
楽しみながら里山を守る
講師:河邉誠一郎 倉敷芸術科学大学教授
「いま、日本の森林は荒れています。しかし声高に危機をアピールするよりも、自分自身が何ができるのかを考えることが大切です。遊び場をつくる感覚で里山を守る活動をはじめたら、次第に輪が広がってくるかもしれません」
里山を守る活動を実践されている、倉敷芸術科学大学の河邉誠一郎教授のお話です。
講演3
サステイナビリティと学習社会
講師:松田義幸 尚美学園大学学長
「自然を対象としてとらえるばかりでなく、人間自身もまた自然の調和と呼応する存在であることを思い出すと、新しい科学のあり方がみえてきます」
LOHASや「モード2の科学」など、新しいキーワードの背後にある、現代社会の大きな変化について、尚美学園大学の松田義幸学長にお話いただきます。
ディスカッション|生物多様性とサステイナビリティ
パネリスト:
河邉誠一郎 倉敷芸術科学大学教授
近田文弘 国立科学博物館名誉研究員
松田義幸 尚美学園大学学長
生物多様性を守る活動にはどんな意味があるのか。2010年10月に名古屋で開催された「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」をめぐる動きも話題にしながら、生物多様性とサステイナビリティの関係について話し合いました。
講師紹介

河邉誠一郎 倉敷芸術科学大学教授
専門分野は環境生物科学。生物機能を活用した自然環境保全と、安全な食、および、絶滅危惧種の保全をテーマに研究を続けている。また、「倉敷の自然を守る会」会長。

近田文弘 国立科学博物館名誉研究員
1941年新潟県生まれ。専門は植物分類学。平成19年より、皇居吹上御苑の自然観察会講師として皇居の森を案内している。近著に『皇居吹上御苑、東御苑の四季』(NHK出版)『伊豆須崎 海岸草木列伝』(トンボ出版)など。子ども向けの自然観察絵本に『草の名前が葉っぱでわかる』(大日本図書)など。

松田義幸 尚美学園大学学長
1939年山形県生まれ。専門分野は生活文化史。日本のレジャー・文化政策策定に関する仕事に携わり、「国際価値会議」「筑波会議」など国際学術文化会議のプロデュースを数多く手がける。著書に『スポーツ・ブランド』(中央公論新社)他、多数。
■森永エンゼル・カレッジ子育て支援研究フォーラム
「里山入門②|ミニフォーラム」
収録日: 2010年9月12日・13日
場所: 三重県伊賀市 エンゼルの森
制作: 財団法人エンゼル財団

