■植物観察会/実施データ 場所:静岡県下田市爪木崎 日時:2008年2月10日(日) 午後1時半から約2時間 案内者:近田文弘(国立科学博物館名誉研究員) 用意したもの:ノート、筆記具、ルーペ
あたたかい日差しにつつまれた冬のある日、植物学者の近田文弘先生にご案内をいただき、伊豆半島・下田市にある小さな岬、爪木崎の海岸を歩きました。
観察のポイント 1)大きい自然から小さい自然へ目線を移して観察します。 2)動けない植物がどうやって生きるのかなど考えながら観察します。 3)時々スケッチして観察と記録をします。 4)スケールを使って測定してみます。 5)観察していままで知らなかった植物のことに感動できたら成功です。
1.さあ出発!
ポイント:遠くから植生をみる まずはじめに、丘の上から地形や植生を眺めます。 植物が生える環境を大きく理解するためです。
・植生図の活用 ・ 生きている樹と枯れた樹
2.中景でみる
ポイント:樹木や草の群落を観察 樹木や草の群落を観察します。 植物の身近な環境を理解します。
・ 生き残るために高さを競い合う樹 ・ 孤独なクロマツ
前半 Windows Media形式 / 13分34秒 後半 Windows Media形式 / 15分41秒
3.近づいて観察
ポイント:海辺のいろいろな植物を間近で観察 植物個体や枝に付いた葉や花を観察します。この時スケッチをします。それによって植物を詳しく観察し、記録して記憶に深くとどめることができます。さわってみることも大事です。 ルーペを用いて植物のミクロの世界も見てみましょう。
[近づいて観察 前半] ・ハマダイコン ・カイガンマサキ ・ハマユウ ・カジイチゴ [近づいて観察 後半] ・イワタイゲキ ・ハマゴウ ・ハマアザミ ・ヒメカジイチゴ ・トベラ
4.森の観察
ポイント1:海岸の植物と林の植物の違いに着目 ポイント2:樹林の測定に挑戦! 樹林で樹木の本数や高さを測定します。 数値で自然を調べると見えてくる世界があります。
・ナツボウズ ・マンリョウ ・ 10メートル四方の樹木を数える
5.観察を終えて
自然観察会を終えて爪木崎の駐車場へ戻ってきました。 バスを待つあいだ、参加者で感想を語りあいました。
森永エンゼル・カレッジでは、「家族と体と心」というメインテーマのもと、子供のあり方、家族のあり方を考える「こどもプロジェクト研究会」を開催しています。
今回は、「自然がどんどん見えてくる 近田先生と行く植物観察会 <伊豆下田須崎>」と題して、植物分類学者で、子供のための自然観察の活動にも力をいれておられる、国立科学博物館名誉研究員の近田文弘先生にご案内をいただき、伊豆下田の爪木崎にてお話をうかがいました。
森永エンゼル・カレッジ 子育て支援研究フォーラム
近田文弘 国立科学博物館名誉研究員
1941年新潟県生まれ。京都大学大学院理学研究科修了。理学博士。国立科学博物館植物研究部室長など歴任。専門は植物分類学で種子植物の系統分類、植物相の研究が主。その他、博物学、樹木学、植生学、民族植物学、景観学、環境科学、地球環境論、自然保護、自然観察など幅広く関心を寄せる。山野の押し葉標本を収集。自らの足で歩いて、自然を「観る」ことを推奨する。 近著に『皇居吹上御苑、東御苑の四季』(NHK出版)『伊豆須崎 海岸草木列伝』(トンボ出版)など。子ども向けの自然観察絵本に『草の名前が葉っぱでわかる』(大日本図書)など。
ビデオの再生にはWindowsMediaPlayer9シリーズ以降が必要です。お使いのPCにインストールされていない場合はこちらからダウンロード(無償)してください。また、Macintosh環境では、OS X以降にのみ、WindowsMediaPlayer9シリーズがリリースされています。
森永エンゼル・カレッジ 子育て支援研究フォーラム 「自然がどんどん見えてくる 近田先生と行く植物観察会 <伊豆下田須崎>」 2008© 財団法人エンゼル財団