・日本人にとって源氏物語がなぜ重要か
・「不敬の書」とされた戦時下の源氏物語/谷崎潤一郎訳への圧力
・ねじ曲げられる古典へのアプローチ
蘆垣(あしがき)の隈處(くまど)に立ちて吾妹子(わぎもこ)が袖もしほほに泣きぞ思はゆ (防人歌)
・和歌と日本人
・久米氏、大伴氏の文学/言葉と言葉の戦いとしての歌
みつみつし久米の子らが粟生(あはふ)には臭韮(かみら)一本(ひともと)そねが本(もと)そね芽繋(つな)ぎて撃ちてしやまむ、撃ちてしやまむ (久米歌)
・神武天皇と伊須気余理比売(いすけよりひめ)
[大久米の命] 倭(やまと)の 高佐士野を 七(なな)行く 媛女(をとめ)ども、誰(たれ)をしまかむ。
[神武天皇] かつがつも いや先立てる 兄(え)をしまかむ。
[媛女] 天地(あめつつ) ちどりましとと など黥(さ)ける利目(とめ)
[大久米の命] 媛女に 直(ただ)に逢はむと 吾(わ)が黥ける利目
・物語の「物」と「語り」について/その霊的な力
・言葉は時代とともに下落する