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※以下の記述内容は、当日会場において配布された、樺山先生のレジュメの内容を転載したものです。
また、レジュメの内容はPDF形式ファイルとしてもご覧いただけます。
樺山先生 会場配布レジュメ(PDF形式ファイル・1.89MB)

 

1.「神学大全」と「神曲」

構造と発想の類似
・アウエルバッハの言明
・古めかしいスコラ学の体系か?

アウエルバッハ
「『神曲』の着想は、現実を造形したいというダンテの願望にこの上なく深い充足をもたらしたが、それに劣らず秩序を求める意欲をも、この着想にきわめて完璧に実現できることを、彼は悟った。この点でも、『神曲』は終着点にして岐路を意味している。すでにダンテに先立つ世紀に、スコラ哲学のめざした和合の追求は、後期古代の伝統と通俗唯心論のメタファー表現が決定的な役割を果たしていた、素材の機械的秩序を克服して、トマスの『神学大全』に、秩序の組織的-体系的構成を完成させた。『神学大全』は、列挙と分割という方法を用いて、神に始まり、次いで神から生ずる被造物を論述する。それは対象を、その意図するところに応じて、現に存在し静止しているものと捉える教義体系である。これに対し、ダンテは存在しているものを経験へと転ずる。存在しているものの内を通り抜け、それを生成させる。この詩的転換を通して、叡智が造形力を展開し始め、形と化して想像力に流れ込む。」
(『世俗詩人ダンテ』小竹澄栄訳、みすず書房、1993、152~153ページ)





25分6秒

2.トマスとダンテの時代

1274年から1307年のヨーロッパ
・フランス王権とイタリア政治
・アヴィニョンに移った教皇庁

3.世俗世界の合理性への扉

・トミスムの政治理論
・二重真理論の周辺
・世俗性を裁可すること

4.「中世の崩壊」とは何か




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ダンテフォーラム in 東京 『神学大全』と『神曲』の対話 2006 © 財団法人エンゼル財団