(4).戦後の折口信夫が説いた三つ
1.出雲系の神の愛とかなしみ
2.色ごのみの道徳―八上姫・すせり姫・ぬなかわ姫(女性の選択)
3.女歌の興隆―女性の時代、女性の文学の力への期待
「折口は、本来の日本人の色ごのみというのは、漢語の好色という感じとは全然違うのだと。古代に、いろせ、いろも、いろね、いろと、という言葉があります。これは同房のきょうだいを言う言葉だと大体規定されていますけれども、同房のきょうだいというよりももっと広い、もっと自分にとって大事な異性を言うのが「いろ〜」。男性にとっては「いろいも」「いろも」。すばらしい女性、理想的な女性が、「いろも」「いろいも」、あるいは「いろね」であります。女性にとっては「いろせ」「いろと」。そういう理想的な異性を「好む」という、「好む」という大和ことばの第一義は、たくさんのものの中から一番心にかなうものを選んで、それを深く愛する、大事にするということであります。」
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