目次 1.小林秀雄の『本居宣長論』 2.母国語としての大和言葉
・エディンバラで小林秀雄の『本居宣長』を読む ・戦後も態度を改めなかった小林秀雄 ・小林の「精神主義」は「オカルティズム」と読んだほうがわかりやすい ・オカルティズムは怪しげに見えるが、ときに緻密である ・スウェーデンボリ、R・シュタイナー/見えないものを見る力について ・小林秀雄の『本居宣長論』はオカルト文書に対するオカルト注釈である 神代の神は、今こそ目に見え給はね、その代(よ)には見えた物なり(本居宣長『古事記伝』)
・言霊について ・大和言葉にこそ言霊があると考えた本居宣長 言霊の働きも亦、空や山や海の、遙か見知らぬ彼方から、彼等(古代日本人)の許に、やって来たと考へるより他はないのであった。 (小林秀雄) 神代より 言ひ傳(つ)てけらく そらみつ 大和の国は 皇神(すめがみ)の 厳(いつく)しき國 言霊(ことだま)の 幸(さき)はふ國と 語り継ぎ (山上憶良)