目次 1.本居宣長が残した業績の再評価へ 2.桜と日本人/本居宣長の和歌
・戦後、正当に評価されてこなかった宣長の業績 ・最後の著作のテーマに宣長を選んだ小林秀雄 ・日本人の大切なものを見落としてきた戦後の50年 ・渡部昇一著『神話からの贈り物』への批判にこたえる ・『古事記』を取り上げただけで危険視された風潮はいまも続いている ・西洋の学問へ傾倒しすぎた近代の研究者 ・教育者は本質へ戻ることを求められている
・宣長は歌の下手なひとか ・オカルティズムを感じさせる宣長の「まくらの山」 ・「まくらの山」の300首のうち、20首は非常な秀歌 ・桜に近づきたがらない俳人と、桜を重視する歌人の違い 桜花ふかきいろとも見えなくにちしほにそめるわが心かな (本居宣長) 桜ばな命いっぱいに咲くからに生命をかけてわが眺めたり (岡本かの子) 命二つの中に生きたる桜かな (芭蕉) ・詩に近づこうとする現代の歌人 ・日本人はもう少し根生いのものを大事にすべき ・東京で桜を見るならどこがいいか ・日本の伝統の桜は大島桜か山桜